PART−2




横道に反れ捲り、辻褄合わせ必至のトーナメントが再開!
観客不在のまま舞台裏では王座転落したはずの虎龍鬼が
【DQN級】ベルトをしっかりと巻きつけて準決勝戦に挑む。
果たして迷走するストーリーの軌道修正は無事行なえるか
それとも富士の樹海の奥底深く、より一層迷い込むのか?

  

リングに上がった虎龍鬼は徐にマイクを掴むと門尾を呼び込んでいく。
「すみません、門尾さん・・・門尾さん居られますか?」勿論、敬語使用や
「御手数なんですけども、ちょっとリングに上がっていただけますか・・・
僕忘れてたんですけど、さっきの試合はタイトルマッチだったらしくって」

【らしくって】ってアンタ・・・王者自身も知らないままに選手権だった訳?
持参したベルトを門尾の腰に巻きつけ、背後のホックまで止めてみせる
至れり尽せりや・・・未だ勝手、こんなに低姿勢な王者が居ただろうか?
「また何か御座いましたら宜しくお願いしますぅ。」虎龍鬼節が冴え渡る

  

十八番の股割りポーズで宿敵UMAの入場を今や遅しと待つ虎龍鬼。
負け残り準決勝で対戦するのはUMA軍団第2の怪人、グレイである。
はやる気持ちを押さえきれずゴングを待たずに飛び掛って行く虎龍鬼
レフリーの制止も無視してはグレイの首を絞め捲るエキサイトぶりや!

  

試合開始、僅か数秒でレフリーはゴングを要請・・・要請・・・要請・・・
おいおい、そんなに早く試合終了するなんて事は・・・聞いてないよ!
入場曲のテープを巻き戻すのに夢中で全然、気付きませんでした。
お客さんに促されてやっと気付く所が・・・所詮、俺のやる事らしい?
リングアナ、音響、タイムキーパーと、三役を任されてまんねんで!
ゴングを鳴らすのまで手が回りまっかいな?あぁ、忙し・・・おぉ、忙し

  

「おい、UMAグレイ!俺はなぁ、お前がなぁ、大嫌いなんだよぉ!」
他の対戦相手には礼を尽くすが、UMAに対しては感情を剥き出す
内弁慶な虎龍鬼であった・・・小さい頃はお母さんっ子だったのかな?
これにて虎龍鬼がゼンジーとの最弱王座決定戦に進出する破目に。
あっ、まだゼンジーが進出するって決まっている訳じゃなかったね・・・
まあ、どない捻くれて考えてもゼンジーの優勝は動きようがないけど。
  

負け残り準決勝第2試合で不動の優勝候補・大本命ゼンジーに挑むのは
スレッカラシ好みの619で一躍、時の人となったエアロビ仮面エアロイド。
軽快なリズムに乗って右へ左へ、前へ後ろへ、縦横無尽にダンスを披露。
1回戦でエアロイドと対戦のUMAエイリアンよろしく、背後から襲い掛かる
ゼンジーだったが・・・エアロイドのバックステップで肘打ちを喰らいダウン
ネタか?アクシデントか?故意か?偶然か?その真意は定かではない!

  

ダメージが大きいのか?這いずり回りながらロープに逃れたゼンジーだが
空気を切り裂きながら(?)エアロイド必殺の619が顔面にHITして3カウント

  

後頭部をしたたか打ったのか?コメントも少なめに自己嫌悪するゼンジー。
自己嫌悪しながらでも、何気に顔が笑っているのが・・・セールスポイント?
トーナメント1回戦でUMAエイリアンに負けた時の落胆ぶりは何処へやら?
興奮状態となり鼻息も荒く、エアロビクス最強論をぶち上げたエアロイド・・・

  

そこにまたまた現れた吹本は・・・「エアロビクスはねぇ、魂なんですよ!」
吹本とツーショットに納まったエアロイドは声高々とシェイプアップ宣言を
「エアロビクスで体を鍛えあげてね・・・素晴らしいボディを作りましょう!」
【素晴らしいボディ・シェイプアップ】ってアンタ・・・隣の吹本の腹見てみ?
説得力が全然感じられへんよ?しかしこの腹を笑うなかれや!この腹は
デルアリで三四郎にもダメ出しされたという由緒ある出っ腹なんやでぇ!

  

シェイプアップ談義に何故か?安部も加わってエアロイドと握手を交わす。
おいおい、アンタ・・・入場テーマが鳴ってるよ!早くリングに向かわなきゃ。
主催者側を往生させた不可解な王座奪取劇で第六代王者となった門尾に
「この試合にベルトを賭けろ!」と迫る安部、ここは【FUCK!】の事だから
タイトルマッチになると思ったでしょ?へへっ、裏をかいてノンタイトルだ!
(そう思っているのは主催者側だけで観客は深く考えてなかったと思う?)

  

感情的に遣り合う両者の戦場は屋外へ・・・ビックリして逃げ廻るエアロイド。
岩を拾い上げ安部に振りかざす門尾・・・岩、岩、それは岩やで!危ないよ。
そんなもの振り回して頭に当ったらどうすんねん、プロレスじゃあるまいし?

  

意地と意地がぶつかり、激しく屋外で揉み合う中・・・ゴングが鳴らされる。
これにてトーナメントは両者失格!事実上の優勝決定戦はドローとなった
普段は曖昧なカウントの数え方で、試合続行を優先させるレフリーやけど
勝手な辻褄合わせの時にはキッチリと20カウントを数えるのが・・・奥深さ
詳しくは業界の異端児(?)ミスター●橋にでも電話してみてクッダサ〜イ!

 

「あんな反則で逃げるような奴とは一生やる事はない!」
怒りの表情を見せ、安部戦を振り返って語る門尾だが・・・
「岩で殴りかかるのは、思いっきりキッツイ反則だろう!」
思わずツッコミを入れたくなったのは俺だけじゃないはず
「なんだ、あれは?ダンスでも踊ってんのか・・・って!」
こちらも吐き捨てるように怒りのコメントを出す安部だが
「おいおい、それは吹本に言ってやるべき台詞だろう!」
エアロビクスでシェイプアップしなきゃなんないんだから
やっぱりツッコミを入れたくなったのは俺だけじゃないはず
  

門尾・安部の両者失格により、繰り上げ優勝戦となったUMA同門対決。
いくら百戦錬磨のスレッカラシといえ、これも予想出来なかったでしょ?
裏をかく事ばかりに気をとられ肝心の試合部分のアングルが疎かに・・・
言わば【策士、策に溺れる】ってえやつですかね?う〜ん、実に奥深い。
場外乱闘の隙を縫ってリング下から蛍光灯を引っ張り出したエイリアン。
「何がやりたいんだ、タコ、コラ!」「蛍光灯です!」「素直で宜しい・・・」
やる気か?ホンマにやってしまうんか?後で泉州に怒られても知らんよ

  

スコーピオンの脳天目掛け蛍光灯を一発お見舞いしたグレイだったが・・・
ボディスラム on the 蛍光灯というキッツイお返しをしっかりと受け取った。
「何がやりたいんだ、タコ、コラ!」 「蛍光灯の山の上へのバンプです!」
「素直で宜しい・・・」けどアンタ、一風変わった性癖は持ってないやろね?
蛍光灯に囲まれて血塗れになりながら腰を振ってたなら・・・笑っちゃうよ。
アナルに割れた蛍光灯を刺し込みながらオナ二ーするってえのも笑うよ。
間違うても【練習】とか【シェイプアップ】と言わないところがGOOD JOB!

 

誰一人として予想しなかった、まさかのUMAスコーピオン優勝!
残念ながら優勝してもベルトの類は用意してないねん、ゴメンネ。
トーナメントを制した勇者に与えられるものは・・・栄誉と自己満足
それに2試合(正確には4試合)を闘い抜いた疲労感のみかな・・・
なにはともあれ、ここまでの辻褄はなんとか合わせられたような?

遂に【FUCK!認定世界弱虫王者】が誕生する! PART−3へ
 



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