NPW
2004年9月23日・高石スポーツセンター


  

NPWの不動とJP2000の北村が対戦、共にデビュー5戦目らしい?
シックに決めた北村、【ゴージャス】の冠は返上してしまったのか?
不動のチョップを独特のたたずまい・・・いや、態勢で受ける北村。

  

派手に痛がる訳でもなく、無表情のままであくまで寡黙に自然体で
後方に約15度位、反り返ってセールするのが北村流なのであろう。
何気にスレッカラシ達のツボに嵌った北村公昭の明日はどっちだ?
20/1 不動(4:45 体固め)北村公昭
  

誰が何処に所属しているのか把握する事は出来ないけども・・・
NPWとROCK-UP(旧NWD)の混成タッグマッチという事らしい?
リング上の攻防と反比例した客席の反応が気になってたなぁ。
30/1 ○吉岡健二/SHIGERU(11:30 体固め)犬塚豊司/●千賀直也
  

注目のキラースが登場しマイクを向けるも・・・観客の反応は鈍し。
続いて登場したThe Zackは、そんな観客の鈍い反応も何のその。
あくまで自分を貫いて、観客を置いてきぼりでZackを演じきる・・・
リング上と観客席の間には【札幌ー沖縄】程の距離があったような
【場の空気】お構いなしのZackには、ある意味でソソられたかも?

  

そしてキラースにマイクを振っての問答が始まったのであるが・・・
多分、試合前に二人で十分な打ち合わせが行なわれたのであろう
Zackのネタ振りに対し型に嵌った受け答えをしてみせるキラース
また、それをキラースが何気に演じきってしまうのが少し寂しい・・・
我々が望んでいるのと反対方向へと進化してしまっているのか?
一生懸命に頑張ってるんやけども【笑われる】というスタイル(?)が
【笑わせる】という勘違いに変わった今、キラース時代が終焉した

  

注目されるべき小仲=ペールワンとのタッグ初対決も色褪せて
一般客的視点から見ると・・・単なるショッパイ貧弱なレスラー?
スレッカラシ的に見ても・・・過去、ある種の感動を与えてくれた
アノ勇姿(?)の面影を欠片も感じさせてくれるという訳でもない。
進化しなくてはならない者が進化する事なく停滞し・・・現状維持
が望ましい者が周囲の願望に反して進化(悪化)するという・・・
ままならぬ運命の悪戯に我々人類が逆らう事は許されないのか

  

今までは積極的にキラースを捉えていたSAMURAI!カメラも・・・
ペールワンというNEW HEROの登場にレンズの照準を合わせた。
時の流れという魔物は我々の想像以上にとてつもなく早いもの!
やはり運命という名の巨大な壁を乗り越える事は不可能なのか。



最後の最後まで、我々の声にならない叫び声は届かず・・・
あくまでも【笑わせる】というスタイルを選んだのかキラース
お前の持ち味・・・潜在能力はそんなモノじゃあないはず・・・
あとはSAMURAI!の編集技術と控室でのインタビューに
期待するしかないのが・・・歯痒くもあり・・・残念でもある。
(編集技術や効果音、BGM等で魅せてくれるのを期待)
30/1
○小仲=ペールワン/岩田芳明(13:51 体固め)キラース/●The Zack

 

前の試合での憂鬱さを引き摺っていたネガティブな部分もあるが
必要以上に試合時間が長くダレ気味だったような気がするなぁ?
あまりにクィックすぎる試合ってえのも問題があるんやけどね・・・
(クィックすぎた【FUCK!@8月14日】での反省点でもある)
KWA選手権試合=45/1 久保田正志(16:10 クロスフェイス)横井篤史
*久保田正志が3度目の防衛に成功

  

NPW、JP2000、東海プロレスに柴田道場が絡んだ混成タッグマッチ。
この試合も内容うんぬんはともかく、客席の無反応ぶりが気になった。
特筆すべきは試合後に244のアピールから始まった「熱い奴!祭」
「熱い奴が居るじゃないか!」と守屋、小杉へとマイクを回して行く・・・
リング上の【熱さ!】とは裏腹に客席の冷え込みぶりが気になったけど
おいおい、観客!俺のマイクにちゃんと着いて来いよ!てなもんか?
マカダミアンだけが【場の空気】を感じて言葉を濁していたのは、ワラタ
45/1 ○小杉研太/スペル・マカダミアン(16:18 片エビ固め)守屋博昭/●244
  

NPWのタイトルを保持するのはROCK-UPのユーエング・サミー
このサミーについてはデルフィン・チックなムーブを取り入れて
選手関係者筋での評価は何気に高い・・・みたいに言うてるよ。
俺は素人やから、ムーブについてはイマイチ判りかねるけど?
NPW選手権試合=60/1 金島正典(7:15 原爆固め)ユーエング・サミー
*金島正典が第12代新王者となる

  

メインを〆るのはJP2000選手権者の船崎、挑戦者はNPWの火竜。
重量級の挑戦者出現に一番喜んでるのは船崎かもしれんなぁ・・・
JP2000選手権試合=60/1 船崎浩彦(10:38 体固め)火竜
*船崎浩彦が初防衛に成功


興行全体的にみて会場の雰囲気が大人しく静かやったかな。
俺的には会場を盛り上げる為、セコンド陣から拍手をするのは
好きじゃないなぁ?観客に媚びを売ってるような気がしてね。
俺が何時も望むのは・・・感動させても、怒らせても、泣かせても
笑わせても、笑われてもええから観客に反応させろという事。
無反応というリアクションだけは、一番嫌なモンやもんなぁ・・・
興行後だけでなく、後日まで語れる試合を目指してますねん。
JWFの次回大会は12月19日・日曜日に羽曳野コロセアムにて
タッグ王座決定トーナメントが行なわれるという事になるらしい
今回程の意気込みは、正直言って薄れてしまった俺やけど・・・
何も予定が無かったら観戦に出向きますんで・・・よろしゅうに。

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